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おぐらリハビリテーション病院 |
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日本医療機能評価認定病院
〒893-0023 鹿児島県鹿屋市笠之原町27番22号
TEL 0994(31)1218FAX 0994(40)2300 |
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ご 挨 拶
当院は、回復期100床の入院患者さんを中心としたリハビリテーションを実施しております。急性期病院での治療が終了し、積極的な機能改善を行うのが回復期リハビリテーション病棟の役割になります。平成15年度より、日曜・祝日もリハビリが提供できる体制に取り組み、現在ではスタッフ数も充実し、より集中したリハビリ環境が整ってきたと考えています。また、理学療法士(PT),作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)、臨床心理士(CP)など専門職を通じて、患者さん一人ひとりの状態を多角的に評価し、最良な治療プログラムを検討し、実践できるようにリハビリ治療の質の向上に努力しているところであります。
機能障害が重度に現れる脳卒中の患者さんに対して、麻痺治療で効果がある促通反復療法や歩行免荷装置なども取り入れ、麻痺した手足の機能の回復や早期歩行獲得に特に努力しております。また失認,失行、失語症などの高次脳機能障害に対して、OT,STを中心に医師の指示の下で治療を行い、病棟スタッフと協力しながら、患者さんにあったケアを実践しています。
その他の特殊性として、当院の回復期病棟では、必要に応じて入院してすぐに患者さんのご自宅を訪問し、在宅の環境を把握してリハビリに活用していきます。また外出訓練を通じて、自宅での生活環境を十分に検討し、安心して在宅での生活が送れるような体制もとっております。
最後に、外来でのリハビリでは、発達障害などの小児療育も行っており、少しずつ地域のニーズに応えられるように努力しているところであります。
今後も効果のあるリハビリが提供できるように努力していきますので、よろしくお願いします。
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リハビリテーション科科長
榎畑 純二 |
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1、新しい知識と技術を日々探求する組織であります。
2、チームアプローチを基礎とし、最善の方法で患者さんへ治療を提供します。
3、リハビリテーションを通して地域へ貢献します
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スタッフ写真(平成23年3月現在) |
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理学療法士(23名)
病気やケガによって受けた障害や失われた機能のうち、特に足の麻痺や筋力低下の回復のための専門的なリハビリを担当しています。また、起居・立位・歩行等のおもに日常生活上の移動面を中心に訓練を行い、生活全般の活性化を支援します。
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作業療法士(13名) 手の麻痺のための専門的なリハビリを担当します。病気や怪我等で日常生活の動作が障害されている方に対して、食事・更衣・整容など、身の回りの動作の訓練を行います。さらに、「注意」・「記憶」・「判断」などという高度な脳の働きが障害された高次脳機能障害に対してのリハビリも行います。 |
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言語聴覚士(4名) 言語機能が障害された結果、聞く・読む・書くことが困難(失語症)な方に対して、これらの症状を改善するための訓練や円滑なコミュニケーションを図るためのリハビリを行います。
また、口や喉の動きが障害され、食べることが難しくなられた嚥下障害の患者さんのリハビリも担当します。 |
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心理士(2名) 「心の問題」が原因で、身体の異常や生活上の問題などを抱える方に対して、心理学的な方法を用いてサポートする専門職です。
当院では発達障害の小児の療育も行っています。 |
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助手(2名)
リハビリに来られる患者さんとスタッフとの間に立ち、効率的にリハビリが実施されるよう受付にて調整を行っています。 |
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回復期リハビリテーション病棟においてチームワークの向上は治療効果に直結するものであり、当院で最も重視している課題です。そこで当院では「チームワークの向上=個人の力の向上×個人化のつながりの向上」という考えに基づき、個人と個人との間のつながりをより強化するという目的で職種をこえた委員会活動に力を入れています。
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リハビリテーション科スタッフは委員会活動の中心として活動しています。→詳細はコチラ
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医療法人恒心会ではおぐらリハビリテーション病院以外に「小倉記念病院」、「ヴィラかのや」においてもそれぞれリハビリテーション科を有しており、法人全体としてのスタッフ数は総勢89名(助手、非常勤含む)です。毎年多くの新入職者も迎えていますので、教育体制を充実させることは治療効果に直結することとして捉えています。各施設ごと、個人ごとに勉強会や研修への参加等行っていますが、法人全体としてリハビリテーション科の教育体制の充実を図り所属部署の垣根なく活動を行うために歩行分析研究会・肩関節機能研究会・下肢機能研究会・ハンドセラピー研究会・コア機能研究会・脳機能研究会・嚥下研究会からなる7つの専門部会研究会を立ち上げています。スタッフは興味のある研究会に自由参加し、それぞれの研究会ごとに勉強会などを行っています。また当法人リハビリテーション科では、院内学術発表会を年に2回行っています。この発表の中で評価の高かった発表者は鹿児島県・九州・全国レベルの学会にて発表を行うこととしています。
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◆平成21年度の講演・研究発表実績 |
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開催場所 |
内容 |
題名 |
発表者名 |
6/22 |
院内学術研究発表会
(恒心会研修ホール) |
研究発表 |
当院における転倒、転落防止への取り組みについて |
松山浩仁OT |
11/14
11/15 |
九州理学療法士、作業療法士合同学会
宮崎県:サンホテルフェニックス国際会議場 |
研究発表 |
STEP位での前方銃身移動動作における一考察
〜荷重割合の違い 身体に与える影響〜 |
新保千尋PT |
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同上 |
研究発表 |
脳卒中片麻痺患者における反復促通療法の治療経験 |
川路由里子OT |
12/5
12/6 |
言語発達障害研究会
鹿児島大学教育学部 |
研究発表 |
ソーシャルスキルトレーニングへの言語聴覚士の介入の試み
高機能自閉症へのコミュニケーション |
有嶋律子PT |
1/16 |
第1回九州ハンドセラピィ研究会学術集会
福岡県 ガスホール |
研究発表 |
多数指罹患型屈指症における術後セラピィの経験 |
大迫洋介OT |
2/14 |
鹿児島県理学療法士学会
鶴稜会館 |
研究発表 |
股関節内旋課で負う意気と股関節屈曲可動域の関連性 |
中島徳久PT |
3/6 |
鹿児島リハビリテーション医学研究会
鶴稜会館 |
研究発表 |
脳血管障害者の自動車運転再開に関する当院での取り組み |
松山浩仁OT |
3/13 |
鹿児島県理学療法士協会主催
奄美ブロック研修会
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講 演 |
姿勢からの理学療法の展開 |
榎畑純二PT |
3/14 |
鹿児島県作業療法学会 |
研究発表 |
脳損傷者の自動車炎天評価
運動麻痺を呈した2症例 |
西川文乃OT |
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◆新人教育
新人教育として、下記の内容を入職後集中的に行っています。(4〜5月) |
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レクチャー内容 |
対象職種 |
1 |
肩の診方、検査法 |
PT,OT |
2 |
肩の治療(腱板、周囲炎を中心に) |
PT,OT |
3 |
手の治療の基本 |
PT,OT |
4 |
手の知覚(2PD,マイオトレース、SW−T) |
OT |
5 |
手の拘縮の診方 |
PT、OT |
6 |
手の屈筋、伸筋腱の治療 |
OT |
7 |
手のスプリントの作り方、手浴 |
OT |
8 |
上肢、上肢帯の骨折 |
OT |
9 |
頚部の診方(頚椎賞、頚肩腕症候群等) |
PT、OT |
10 |
膝の見方T 靭帯損傷(K−T1000) |
PT |
11 |
膝の見方U(OA) |
PT |
12 |
足関節の見方(靭帯損傷) |
PT |
13 |
体幹(腰部)の診方(腰痛中心) |
PT |
14 |
脊髄損傷の診方 |
PT、OT |
15 |
AKAとストレッチ法 |
PT、OT |
16 |
股関節の診方、術前術後療法 |
PT |
17 |
脳卒中の診方、評価法(運動編) |
PT、OT |
18 |
構音障害、失語症の評価 |
PT、OT、ST |
19 |
高次脳機能T(失効、失人、注意) |
PT、OT、ST |
20 |
高次脳機能U(認知症、知能、行動) |
PT、OT、ST |
21 |
FIMのつけ方 |
PT、OT、ST |
22 |
小児の評価(運動編) |
PT、OT、ST |
23 |
小児の評価(認知編) |
PT、OT、ST |
24 |
身障、介護保険等の記入上の注意 |
PT、OT |
25 |
呼吸の評価(吸引含む) |
PT、OT、ST |
26 |
摂食嚥下の評価・治療 |
PT、OT、ST |
27 |
物療の理解 |
PT、OT |
28 |
褥瘡の予防・管理 |
PT、OT、ST |
29 |
浮腫の管理 |
PT、OT、ST |
30 |
統計学集中講座 |
全スタッフ |
31 |
パーキンソンの評価・治療 |
PT、OT |
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◆その他
川平和美教授が提唱された促通反復療法の技術習得のため鹿児島大学附属霧島リハビリテーションセンターに、1週間研修に行っています。 |
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